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これまでの東京秋のリサイタル
2013<展覧会の絵>
2014<アパッショナータ>
2015<カーニヴァル>
2016<ショパンの泉>
~BACHOPIN~
2017<こどもの情景>
2018<なき王女のためのパヴァーヌ>
2019<バラード>
2020<テンペスト>
2021<5B>
~かしら文字がBではじまる5人の作曲家展~
2022
<さすらい人幻想曲>>
スカルラッティからガーシュウィンまで8人の作曲家がとりあげられたリサイタル。
プログラムは、その各々の作曲家の人生にとり重要な作品ばかりが並べられている。これは、音楽史の変遷を可視化するばかりでなく、聴衆の耳の多様化を鮮明に表している。それでいて、スカルラッティの音がシューベルトやショパンの俎上で跳ね、
ラヴェル作品の緊張と弛緩が意識の中に自然に溶けこむ体感を得られた。
ⒸJin Matsuno Music Office
2023
<ふなうた>
時間軸に立ち、人の作り出した音楽史が全面にレリーフされるプログラミングと接することが多い昨今、このリサイタルでは冒頭に登場したバッハの半音階がシェーンベルクの12音階と握手して迎えてくれた。
リスト作品に含まれた宗教的要素は、リストが好んで演奏したベーゼンドルファーでは豊かな倍音の中に磨かれていた。
コンサートの最後の音が残っている時、かつての船が北極星を羅針盤としていたことが脳裏をよぎった。
ⒸJin Matsuno Music Office
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